こんにちは、shihoです。
今日もまた怪しいオファーを見つけたので検証していきたいとおもいます。
今回、検証していくのは天野健志のTHE VICTORY(ザ・ビクトリー)という企画。
なんと「何もしなくても、毎日最低1万円があなたのものに!」とのこと。
とはいえこのオファー、内容や販売会社が、過去の焼き増し案件っぽいんですよね…。
しかも仕掛け人が、動画で危険運転をご披露してるっていう…。
詐欺の可能性はないのか、口コミや評判を探しつつ、客観的にレビューをしていきたいとおもいます。
天野健志とは何者!?経歴やプロフィールをwiki風にまとめてみた【危険運転!?】
まずは、THE VICTORY(ザ・ビクトリー)の仕掛け人である天野健志の経歴を見ていきましょう。
LPの動画によると、天野健志のプロフィールは次の通り。
- 佐賀県出身
- 光通信の営業会社に就くも退職
- 派遣を経て、証券会社に入社
- 2018年にVICTORYアプリを開発
とのこと。
ちなみに、LPではやたらと、「実在の人物」「架空ではない」と言ったことを強調していました。
「投資で騙されるのは、実在しない人物から、実在しないアプリ(あるいは情報)を高額で購入するせいだ」とも。
とはいえ、顔を出しているからプロフィールが本物である、なんていう保証はありません。
まぁ、名前も経歴も全部本当、という可能性ももちろんありますけどね。
なお動画では、都道319号線(港区立青山中学校の前)を運転中に、動画撮影しながら、時折ハンドルから手を放している様子が映っています。
片側4車線、しかも交差点の真ん中でよそ見すんな
普通に危険運転なんじゃないでしょうか…
天野健志のTHE VICTORY(ザ・ビクトリー)は詐欺で稼げない危険な案件!?
早速、今回取り上げる天野健志のTHE VICTORY(ザ・ビクトリー)について、詳しく調査してみました。
これによると、天野健志のTHE VICTORY(ザ・ビクトリー)は「何もしなくても、毎日最低1万円があなたのものに!」というもの。
LPの画像には、「BTC/JPY」という文字があるため、ビットコイン、すなわち仮想通貨をビジネスモデルにした案件だと思われます。
また、「アプリを受け取った後は、何もしなくてよい」とのことから、自動売買の可能性もありますね。
ちなみに、プロフィールやLPでしきりに「アプリ」と言っていますが、正確ではありません。
というのも、LINEの友達登録など、言われるがままに進めると、THE VICTORY(ザ・ビクトリー) へのログイン画面に誘導されます。
つまり、「アプリ」を「ダウンロード」ではなく、「サイト」に「ログイン」というシステムなんですよね。
この時点で、言っていることが違って不安になります。
そして実際にログインしてみると、銀行口座の登録も入金もしていないのに、なぜかすでに初期資金が存在している模様。
しかも、何の設定もせずにエントリーを繰り返し、なぜか利益が増えていきます。
この構成、どこかで見たことあるんですよね。
・藤沢琴音のTHE FANFARE PROJECT(ザ・ファンファーレプロジェクト)
とまったく同じです。
ちなみに、後述しますが運営会社も同じ可能性があるんですよね…。
これは、完全に過去の焼き増し案件と言えるでしょう。
結局のところ、THE VICTORY(ザ・ビクトリー)は反町アラン裕也のRETURNと同様、増えた資金を受け取るための銀行口座も登録しておらず、実際に我々がお金をもらえるかはかなり微妙です。
ちなみに、調べてみたところ反町アラン裕也のRETURNで稼げた!という話は、今になっても見つけることができませんでした。
さらに、THE VICTORY(ザ・ビクトリー)の利用料には注意が必要です。
LPには、THE VICTORY(ザ・ビクトリー)の利用料については特に言及されていません。
一方で、特商法のページには以下のような注意書きがありました。
※6 本キャンペーン参加後の返金はサポートサイトの同意書の中に詳細が書かれておりますのでそちらを御覧ください。また、同意書に書かれてない返金については原則応じません
「返金については、原則応じません」と書かれています。
つまり、THE VICTORY(ザ・ビクトリー)を使うには、何らかの形でお金を払う必要があるということです。
例えば、
・期間限定で無料だが、ある時点からは利用料が発生する
・手数料・システム料は無料だが、サーバー利用費などがかかる
・利益を出金するためには、有料のコースに入会しなければならない
なんてケースが考えられますね。
なお、上の注意書きには「サポートサイトの同意書の中に詳細が…」と表記されていますが、LPにはどこにもサポートサイトへのリンクが張られていませんでした。
というか、いくら探してもサイトはもちろん、同意書も見つけられなかったんですよね…。
あと、気になるのはLPの日本語が全体的に怪しいんですよ。
『実在あるアプリ』とか『撮影場所も自分の持ち物』とか…。
一瞬、機械翻訳を疑いたくなりますね。
LP下部に表示される掲示板(らしきもの)のやり取り。
「投資作業」って…?
もしかして「投資詐欺」のこと?
少なくとも私は、「投資作業」で失敗した人の話は聞いたことがありません w
特定商取引法に基づく表示をチェック!
こういった商材を調べる際、「特定商取引に関する法律(特定商取引法)」に基づいて必要な情報が記載されているかは、重要なチェック項目です。
天野健志のTHE VICTORY(ザ・ビクトリー)の販売会社は「Will合同会社」、運営責任者は「天野健志」となっています。
Will合同会社は、2020年1月に法人登録された、比較的新しい会社です。
過去には、「桐生亜紀のUNION(ユニオン)」というオファーを出していましたね。
業務内容は、情報商材の販売やコンサルなどを請け負っている模様。
HPでは転売や情報商材の販売のメリットなどを紹介しています。
また、「副業辞典2020」というDVDを、約5万円で販売していますね…。
所在地は下記の通り。
東京都品川区東五反田5-2-4AXASレジデンス目黒1301
家賃が10万円ほどの、賃貸マンションです。
なお、「Will合同会社」と「アイテック合同会社」は、HPに同じ画像や同じ文章を掲載しています。
例えば、上で紹介した「副業辞典2020」の写真。
全く同じ画像を使用していますね。
アイテック合同会社は法人登録している時期も住所も異なりますが、「品川区五反田」に会社を置いているという点は共通しています。
また、アイテック合同会社はトップページで、「ブログ記事の作り方」といったコンテンツを公開しています。
しかし、その内容はWill合同会社と全く同じなんですよね。
▼こっちがアイテック合同会社
▼こちらがWill合同会社
一字一句、完全に同じです。
もはやコピペですね。
ちなみに、見出しに使用されている画像(金髪女性がベッドでタブレットを操作している)も、まったく同じものを使っていました。
後から公開されたアイテック合同会社がパクった、ということもあるかもしれません。
しかし、販売物である「副業辞典2020」の画像まで流用するとは考えづらいですよね。
だとすると、アイテック合同会社とWill合同会社は、元が同じ、あるいは名前や住所を変えただけの同一会社という可能性が高そうです。
そしてこのアイテック合同会社は、今回と似たような案件である
・藤沢琴音のTHE FANFARE PROJECT(ザ・ファンファーレプロジェクト)
をオファーしていました…。
天野健志の「THE VICTORY(ザ・ビクトリー)」の評判や口コミは?
現在のところ、天野健志のTHE VICTORY(ザ・ビクトリー)については、口コミや評判は出回っていない状況です。
始まったばかりのオファーであるため、登録者が少ない&まだ実際のセールスがはじまっていないのだと考えています。
なお、同じ会社の案件(であると思われる)過去のオファーにおいても、「稼げました!」という報告を見つけることはできませんでした。
私としては1件も口コミが出ないでほしいと思っています。
「騙されました…」みたいな口コミを書くことになってしまう人が現れないことを祈るばかりです。
【shihoの結論】天野健志のTHE VICTORY(ザ・ビクトリー)は本当に稼げるのか。
私の結論として、今のところ、天野健志のTHE VICTORY(ザ・ビクトリー)は、まったく稼げない案件の可能性が高いと判断しました。
「何もしなくても、毎日最低1万円があなたのものに!」みたいな謳い文句で釣っていますが、同社、あるいは関係会社が出しているいつもの手口なんですよね…。
アプリと言いつつただのウェブページに誘導させ、口座登録も証拠金の入金もしていないのに、なぜか増え続ける利益。
毎度おなじみの手口という事もあり、私がこの案件に手を出すことはありません!