こんにちは、shihoです。
またまた怪しいオファーを見つけたので、検証していきたいとおもいます。
今回、検証していくのは鈴木りょうが運営する「財源プロジェクト」という企画。
1日で77万円の権利収入なんて、本当にそんなに楽に稼げる美味しい話があるのでしょうか?
詐欺の可能性はないのか、客観的にレビューをしていきたいとおもいます。
鈴木りょうとは何者!?経歴やプロフィールをまとめてみた

まずは、「財源プロジェクト」を運営する鈴木りょうさんの経歴について見てみましょう。
商品のLP(ランディングページ)には、次のようなプロフィールが掲載されていました。
- 58歳
- 講演家、起業・経営コンサルタント
- 工業高校出身
- 化学繊維工場→飲料水ルートセールス→不動産会社の営業職
- 35歳で起業
- 2001年に書籍を出版
なお、不動産会社に所属していた際は、入社1年目から7年間、営業成績1位を獲得し続けていたそうです。
35歳で起業しましたが、社員に会社の資金を持ち逃げされた経験があるとのこと。
この自己紹介で注目したいのが、2001年に出版したという書籍、『素・語録』ですね。
プロジェクトの登録者には、最新版である『新 素・語録』を無料プレゼントしてくれる模様。

まず、画像が矛盾してますよね。
左の説明には「鈴木りょう著書」と書かれていますが、右の書影では「吉田芳弘」が著者となっています。
まぁ、「鈴木氏の語録を吉田さんがまとめて本にした」という見方もできますね。
ただ、問題なのはこの本が実際に存在するのか?ということです。
日本には、「国立国会図書館」という素晴らしい施設があるのをご存じでしょうか。
国が運営している図書館で、「日本国内で出版されたすべての出版物を収集・保存」しています。
つまり、過去に出回った本であれば、週刊少年ジャンプであろうとエロ本だろうと、お構いなしに保存されているんです。
これは、たとえ個人出版の本であっても例外ではありません。
ところが、ここで紹介されている本は、『素・語録』も『新 素・語録』も国会図書館に登録されていないんですよね。
もちろん、「鈴木りょう」や「吉田芳弘」で検索しても出てきません。
つまりこれ、日本では出回ってない(=存在しない)本という可能性が高いですね。
もちろん、電子書籍という線も考えられないではないですが、Amazonで検索しても出てきませんでした。
恐らく出版なんてしていないでしょうし、していたとしても、誰にも見つけられない程度の本なので手に取ってる人はほとんどいないでしょうから、出版していないのと同じですね。。
鈴木りょうの「財源プロジェクト」は詐欺で稼げない危険な案件!??!

では続いて、今回取り上げる「財源プロジェクト」について、詳しく調査してみました。
これによると、「財源プロジェクト」は1日77万円の実績を出した権利収入の情報を提供するというもの。
「権利収入」とは、ざっくり言うと「不労収入」のようなもので、不動産や株式などの利益を指します。
「財源プロジェクト」は、この権利収入を安定して得るための方法を、無料で教えてくれる模様。
なおこの方法、「世の中には出回っていない極秘情報」らしいです。
LPには「コミュニティメンバーの実績」として、資産運用の収支が載せられていました。
これを見ると、[GOLD]や[GBPAUD]という表記が見られます。

[GOLD]は金、[GBPAUD]はイギリスポンド/オーストラリアドルを指すので、どうやらFXによる収益を目的としたもののようです。
ということは、「財源プロジェクト」はプロジェクトとは名ばかりの、自動売買ツールという可能性が高そうですね。
仮にFX案件である場合、元本によって収益は大きく変わるはずです。
そのため、77万円!という数字は全く意味を成しませんよね。
具体的な数字を出すのならば、〇〇%の月利!などが適切でしょう。
まぁ、そういった具体的な数字を出せない理由があるのかもしれませんが…。
オマケに、LPのQ&Aには次のように書かれています。
Q, 参加するにあたって費用はかかりますか?
A, プロジェクトの参加費用、情報の受け取り費用は一切かかりません。
「参加」や「情報の受け取り」には費用が掛からないそうですが、こういう書かれ方をしていると、「利益の受け取りには費用が掛かるんだろうな」と勘繰りますよね。
あるいは、アドバイザー料として数十万円を支払うことになるか、ってところでしょうか。
こうなってくると詐欺の可能性が高くなり、稼げない危険な案件と言わざるを得ないでしょう。
というか、そもそも論ですが、稼ぐ手法を具体的に言わない時点でかなり黒に近いです。
まっとうにビジネスをしている場合、そして、それでビジネスが成り立っている場合、転売をしている人は転売をしていると言いますし、FXをしている人はFXをしていると言います。
それをしないということは、
1.やましいことをしている
2.やましい方法でお金を巻き上げようとしている
のいずれかです。なので気をつけてくださいね!
特定商取引法に基づく表示をチェック!
「合同会社ライズ」について検索したけど…

こういった商材を調べる際、「特定商取引に関する法律(特定商取引法)」に基づいて必要な情報が記載されているかは、重要なチェック項目です。
そこでさっそく、本件の表示を確認してみましょう。
まずは「財源プロジェクト」の販売会社から。
「特定商取引法に基づく表示」のページには、「合同会社ライズ」が販売元として表記されています。
調べてみると、法人として申請したのは2018年3月のようですね。
2年前に法人認定された会社ですが、この2年間の実績や決算報告などは一切ありません。
また、責任者は「鈴木りょう」ではなく「福満 博樹」となっています。
この方も、素性が完全に不明。
というか、特定商取引法に関するページが適当すぎやしませんかね…。
住所を調べてみたら…

続いては所在地です。
「合同会社ライズ」の住所は、次のように登録されています。
東京都板橋区南常盤台1-11-6
レフア南常盤台101号室
普通に賃貸マンションですね。
1日77万円を稼げる人がオフィスとして利用するには、ややこじんまりとしている印象です。
鈴木りょうの「財源プロジェクト」評判や口コミは?
現在のところ、鈴木氏による「財源プロジェクト」については、口コミが出回っていない状況です。
始まったばかりのオファーであるため、登録者が少ないか、まだ騙されたと気づいていないのかもしれませんね。
【shihoの結論】鈴木りょうの「財源プロジェクト」は本当に稼げるのか。
私の結論として、鈴木りょうの「財源プロジェクト」は、まったく稼げないと判断しました。
決め手はやっぱり、「出版した」という本が存在していないことですね。
これだけでもう、平気で嘘をつく人たち(あるいは案件)であるということがわかります。
FXは市場をうまく読むことができれば、大きな収入を得ることが可能です。
しかしそれには、様々な情報を駆使した先読みが必要と言えます。
少なくとも、平気で嘘をつく人の情報でうまくいくはずがないですよね。
しかも、先ほども言いましたが、稼ぐ手法を明らかにしないというのはおかしいです。
FXならFXと言えばいいはずです。
それをしないのは何か後ろめたいことがあるからではないでしょうか。
そうした理由で、私がこの案件に手を出すことはありません。
なお、FXが悪いと思っているわけではありません。事実、私自身は完全無料のFX自動ツールを紹介しています。
もちろん最初の証拠金は必要となりますが、そちらも通常だと数十万〜100万単位で必要なツールが多い中、最低5万からとハードルはかなり低いです。
ですが、ツールの性能や実績に自信があるので、〜プロジェクトみたいにFXであることを隠したりするようなことはしていません。
もし興味あるかたはコチラの記事で詳しく紹介しています。
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