検証 / 評判

泉オーナーの1億円ビジネスオーナー量産プロジェクトは詐欺?本当に稼げるの?評判や口コミも!

こんにちは、shihoです。

今日も怪しいオファーを見つけたので、検証していきたいとおもいます。

今回、検証していくのは泉オーナー(泉達矢)が運営する「1億円ビジネスオーナー量産プロジェクトという企画。

最短3ヵ月で1億円なんて本当にそんなに楽に稼げる美味しい話があるのでしょうか?

詐欺の可能性はないのか、客観的にレビューをしていきたいとおもいます。

泉オーナー(泉達矢:いずみたつや)とは何者!?経歴やプロフィール、本名を調査!

まずは、「1億円ビジネスオーナー量産プロジェクト」を提唱する泉オーナーの経歴について見てみましょう。

 

商品のLP(ランディングページ)には、「プロジェクトオーナー泉」としか載っていません。

この時点で結構不安ですね…笑

 

一応そこには、

  • リクルート出身の敏腕実業家
  • 億単位の権利収入を受け取っている
  • お金も時間も手間もかけずに収入が得られる方法を構築

などと書かれています。

 

しかし、「プロフィール」といいつつ、ぜんぜん本人のことが書かれていないんですよね。

というわけで、別の切り口から詳細に調べてみました。

 

それによると、泉オーナーの本名はどうやら「泉 達矢(いずみ たつや)」であるらしいことがわかりました。

泉氏は「合同会社ライフサイド」の代表を務めている模様。

 

その他のプロフィールは下記の通りです。

  • 1969年生まれ(2020年時点で51歳)で福岡県出身
  • 1992年に大学を卒業、株式会社リクルートに入社
  • 2016年に株式会社リクルートライフスタイルを退社
  • 現在は「合同会社ライフサイド」の代表
  • ツイッターやYoutubeにも泉 達矢の名前で投稿あり

 

なお、「合同会社ライフサイド」は2015年10月に法人指定されており、会社沿革では「2013年11月   個人事業として、国内物販事業を創業。」となっています。

このことから、同社は泉氏が先代から引き継いだか、あるいは会社員時代に並行して立ち上げていた可能性がありますね。

泉オーナーの「1億円ビジネスオーナー量産プロジェクト」は副業詐欺?!

では続いて、今回取り上げる「1億円ビジネスオーナー量産プロジェクト」について、詳しく調査してみました。

 

それによると、「1億円ビジネスオーナー量産プロジェクト」は「クラウドファンディングビジネス」を使って、最短3ヵ月で1億円を稼ぐ!というものらしいです。

3ヵ月で1億円とは、大きくでましたね。

 

しかしそうなると、「クラウドファンディングビジネス」の仕組みが知りたくなります。

クラウドファンディング(crowdfunding)とは、”crowd(群衆)”と”funding(資金調達)”を組み合わせた造語です。

 

名前の通り、大勢からお金を集める仕組みのことですね。

一般的には、「自分が世に出したいサービスをアピール」し、それに共感した人が「資金を援助する」という流れです。

 

例えば、ある人がレストランを出店したいと考えたとしましょう。

 

そこで、クラウドファンディングサイトなどで、

・レストランのコンセプト

・メニューの例

・支援してくれた人への特別サービス(この場合は開店後に使える食事券など)

をアピールして、出店資金を募ります。

 

海外では、自作ゲームの開発費を募るときなどによく使われたりもしますね。

 

しかしこれは、あくまでも「実現するためのお金を集める」というシステムです。

どうしてこのシステムで、1億円も稼げるというのでしょうか?

 

よくよく調べてみると、「1億円ビジネスオーナー量産プロジェクト」はクラウドファンディングとは名ばかりの、「転売ビジネス」であることがわかりました

その流れは次の通り。

  • 日本に出回っていない海外の商品を探す
  • 当該商品の開発者と独占契約を結ぶ
  • 日本のクラウドファンディングサイトに掲載する

 

オーナー(「1億円ビジネスオーナー量産プロジェクト」を契約してしまった人)はまず、日本に出回っていない海外製品(例えばバッグなど)を探し、その販売者と独占契約を結びます。

これによって、販売者がamazonなどの通販サイトで売り出すのを防ぐことが可能。

 

そして、「クラウドファンディング」と称してサイトに商品ページを登録します。

つまり、クラウドファンディングサイトを通販の商品紹介ページのように使うわけですね。

 

この方法を取ることで、オーナーは注文のあった数だけ、販売元に発注すればいいことになります。

在庫を抱える必要もありませんし、「仕入れたのに売れなかった…」ということもありません。

 

じゃあ簡単に儲かるの!?と思ってしまいますが、そんなわけないですよね

例えば商品の紹介ページは自分で作らなければなりませんし、そのために販売元のページ(英語)を翻訳する必要もあります

しかも、あくまで転売なので、注文がなければ利益は出ません

 

おまけに、こういったクラウドファンディングサイトは「応援手数料」が高額に設定されています。

日本で有名な「メルカリ」は手数料が10%なのに対し、本件で推奨しているクラウドファンディングサイトの手数料はなんと20%

倍もするんですよね。

 

しかも、「1億円ビジネスオーナー量産プロジェクト」はオーナーのサポート役として、コンシェルジュが就きます。

サポートとはいっても、大したことはしてくれないと報告されている模様。

それでいて、「コンシェルジュ料金」として30万円を請求されるそうです。

 

つまり、作業量がかなり多く、利益が出るかもわからないにも関わらず、最初に30万円は支払う必要があるわけですね。

まったく割に合わない仕事です。

 

ちなみに、「億単位の権利収入を受け取っている」という泉オーナーですが、2018~2019年度のクラウドファンディングによる売り上げ(合同会社ライフサイド名義)を調べたところ、およそ5,000万円ほどであることがわかりました。

2年間の「売り上げ」ですよ?

 

ここから、仕入れ値や手数料などを引くと2,500万円程度になってしまいそうです。

本人が2年かかって2,500万円しか稼げていないのに、「3ヵ月で1億円稼ぐ方法を教えます!」とか言われても、なんにも信用できませんよね

特定商取引法に基づく表示をチェック!

「株式会社F&R」について検索したけど…

こういった商材を調べる際、「特定商取引に関する法律(特定商取引法)」に基づいて必要な情報が記載されているかは、重要なチェック項目です。

そこでさっそく、本件の表示を確認してみましょう。

 

まずは「1億円ビジネスオーナー量産プロジェクト」の販売会社から。

「特定商取引法に基づく表示」のページには、「株式会社F&R」が販売元として表記されています。

 

「合同会社ライフサイド」じゃないの!?

よく見ると、責任者も「小川和人」という人になっていますね。

 

泉オーナーは全然関係なさそうです。

 

調べてみると、法人として申請したのは2016年10月12日のようですね。

ただし、2019年11月13日に住所の変更を申請しています。

住所を調べてみたら…

 

続いては所在地です。

「株式会社F&R」の初代住所は、次のように登録されています。

 

神奈川県横浜市港北区下田町3丁目15番5-1号

 

…完全に一軒家ですね。

ほぼほぼ個人の住宅な上、なぜかストリートビューで家の前を見ることができません。

一応、既にに他の方が住んでいる可能性も考え、画像を載せるのは控えておきましょう。

 

では、現在の住所はどうでしょうか?

神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目7番18号日総第18ビル

結構いいオフィスビルを借りているみたいです。

なお、何階にあるのかまでは表記されていませんでした。

…それでいいのか疑問ではありますが。

 

ちなみに、「株式会社F&R」の電話番号は

050-5357-7721

となっています。

 

050で始まる電話番号は聞きなれない方も多いかもしれません。

特徴としては、

・利用料が安い

・複数の端末で同じ番号を利用できる

といったメリットのある番号です。

 

便利な反面、詐欺や勧誘で使われるケースも多いと言われています。

プライバシーポリシーにはもっとひどいことが!?

さて、「1億円ビジネスオーナー量産プロジェクト」のLPをみていて、私はあることに気付きました。

それは、「プライバシーポリシー」のページです。

 

個人情報保護方針の最後の部分、次のように書かれています。

お客様からご提供いただいた個人情報は、原則として下記の場合を除き、第三者へ開示しません。

-お客様の同意がある場合。

-あらかじめ弊社と秘密保持契約を結んでいる企業に、業務上必要な範囲で開示する場合。

-その他の理由で、適法かつ公平であると弊社が判断できる場合。

ちょっと小難しく書かれていますね。

上の文章をかみ砕くと、次のように受け止めることができます。

お客様の個人情報は、次の条件で誰かに漏らしますよ。

-お客様が同意した時

-うちの会社と仲のいい企業が欲しがった時

-うちの会社が漏らしていいと判断した時

ここで、「自分は同意してないから、この条件に当てはまららない!」と思ったら大間違いです。

 

このページの最初のほうに、次のような記載があります。

弊社に個人情報を登録していただいた場合や弊社の商品を購入された場合は、弊社のプライバシーポリシーにご同意くださったものと考えさせていただきますので…

つまり、登録した時点で「同意した」ということにされているんですね。

細かくなってしまうのでこれ以上ツッコミませんが、要はこの「プライバシーポリシー」のページでは、「あなたの個人情報は私の判断でいろんなところにバラまきます!」と宣言しているんです。

 

ちなみにですが、この「プライバシーポリシー」と「特定商取引法に基づく記述」のページは、堂島浩平による「NEO YouTuber」のLPと全く同じですね。

おそらく、同じところからテンプレートを購入し、何も考えずにそのまま利用したのでしょう。

>>堂島浩平のNeo Youtuber(ネオユーチューバー)も詐欺なの!?

泉オーナーの「1億円ビジネスオーナー量産プロジェクト」評判や口コミは?集団訴訟の動きも!?

案の定、この案件については被害報告が出始めているようです。

内容は次の通り。

 

  • 「利益はすぐに出る」と言っていたが、振り込みまでに1~2ヵ月かかると言われた。
  • 作業も簡単ではなく、商品の広告文や動画を日本語に直さなきゃならない。
  • 登録後に参加を断ったら、営業に逆ギレされた

 

被害報告はまだ多くありませんが、これから増えていく可能性が高いですね。

現在では、被害者による集団訴訟の動きも始まったようです。

 

確かに、30万円も払っているのにろくに稼げなければ、そうなりますよね…。

ちなみに、いくつかのクラウドファンディングサイトを調べると、「合同会社ライフサイド」の出品を見ることができます。

30万円払って、英語を翻訳して、注文数1とかだったらたまったもんじゃないですよね…

【shihoの結論】泉オーナーの「1億円ビジネスオーナー量産プロジェクト」は本当に稼げるのか。

私の結論として、泉オーナーの「1億円ビジネスオーナー量産プロジェクト」は、まったく稼げないと判断しました。

 

「クラウドファンディングを用いた商品の販売」は、一応ビジネスとして成り立ってはいると思います。

まぁ、ただ単に「手数料の高い転売」ってだけですが。

 

このため、英語力や商品のリサーチ力、市場の動きなどを読むことができれば、ある程度稼げる可能性はあります。

ただしこの「1億円ビジネスオーナー量産プロジェクト」は、コンシェルジュ量として30万円取られるなど、完全な詐欺案件です。

 

また、プライバシーポリシーのページにあったように、入手した個人情報を第三者にバラまくと公言しています。

つまり、これらの情報はすでに、他の詐欺仲間に売られている可能性が高いでしょう。

 

「コイツは簡単に騙せて、金を振り込む」というコメントのもと、名前や口座番号が出回っていると考えると、かなり恐ろしいですよね。

 

被害にあわれた方やその家族の方は、詐欺の連鎖に合わないよう十分注意してくださいね!

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