こんにちは、shihoです。
今日はいつもと趣向を変えて、英語学習のオファーを検証していきたいとおもいます。
今回、検証していくのは坪田充史(つぼたあつし)のトラッシュイングリッシュ(プレジデンシャルアカデミー)という企画。
なんでも「暗記に頼らない最新脳科学を活用した勉強法」らしいです。
ようは、英語の学習をビジネスモデルにしたセミナーオファーという事ですね。
確かに、英語は話せるようになっておいた方がいいかもしれません。
しかしこのオファー、どうにもいろんな利権が絡んでいるようなんです…。
詐欺の可能性はないのか、口コミや評判を探しつつ、客観的にレビューをしていきたいとおもいます。
坪田充史(つぼたあつし)とは何者!?経歴やプロフィールをwiki風にまとめてみた
まずは、トラッシュイングリッシュ(プレジデンシャルアカデミー)の仕掛け人である坪田充史(つぼたあつし)の経歴を見ていきましょう。
坪田充史のプロフィールは以下の通り。
- 1976年生まれ(44歳)のB型
- 東京出身、現在はコロンビア共和国の首都ボコタに在住?
- 既婚で息子がいる
- 2014年に安倍総理とコロンビア大統領の拡大首脳同時通訳を担当
坪田充史はこれまでに何冊かの書籍を出しており、いわゆる「外国語の学び方」のようなコンテンツを発信しています。
そしてこれらのコンテンツでは必ず、「安倍総理の同時通訳を担当した!」と大々的に宣伝されているんですよね。
もちろん、とてもすごいことですし、誰でもできる仕事ではないでしょう。
ただ、気になるのは相手が「コロンビア大統領」であった点。
コロンビア共和国はブラジルの隣にあるので、地球でいえば日本のほぼ反対側にある国です。
そんなコロンビアの公用語はスペイン語。
つまり、安倍総理との会談では、日本語とスペイン語の同時通訳をしていたのではないでしょうか?
何が言いたいのかというと、「英語の学習」というコンテンツで宣伝するにしては、ちょっとズレてるんですよね。
しかも、先ほど話題に挙げた書籍についても、タイトルが
・全くの初心者でも外国語は3ステップで習得できます
・歌でマスターする外国語
と、のきなみ「外国語」と表記しており、「英語」とは明記していません。
さらにこれらの書籍について、次のような口コミを見つけることができました。
- 40ページもなく、具体的な学習方法は書かれていなかった
- 「一流の人間に学ぶべき」として、有料教材に誘導している
- スクールのパンフレットを文字起こしした程度の内容
など、かなり辛辣な意見が多かったようです。
坪田充史は大学時代から世界中を飛び回っていたとのことで、確かに英語もできるのかもしれません。
しかし、今回のオファーのLPはもちろん、ブログやフェイスブックのプロフィールでも、「英語ができる」という表記は確認できなかったんですよね…。
同時通訳を任されるくらいなので、スペイン語はかなり堪能なのかもしれません。
そういう意味では、「外国語」の学習方法は参考になるかもしれませんが、「英語」の実力がどれほどのものなのかについては、正直疑問が残ってしまいますね。
坪田充史(つぼたあつし)のトラッシュイングリッシュ(プレジデンシャルアカデミー)は詐欺で危険な案件!?【ビジネスモデルは英語の学習セミナー】
早速、今回取り上げる坪田充史(つぼたあつし)のトラッシュイングリッシュ(プレジデンシャルアカデミー)について、詳しく調査してみました。
これによると、坪田充史(つぼたあつし)のトラッシュイングリッシュ(プレジデンシャルアカデミー)は「暗記に頼らない最新脳科学を活用した勉強法」というもの。
LPには、
- どのような学習方法
- どれくらいの期間
- どのレベルまで(TOEIC〇〇点、英検〇級、等)
と言ったことが一切書かれていません。
あるのは、
- 暗記に頼らない
- 耳を活用する
- 最新脳科学を応用する
と言った程度の内容のみ。
これでは、どれくらいの期間でどれだけ話せるようになるのか、まったくわかりませんね。
また、このオファーで気になるのは、登録にメールアドレスを求められる点です。
メアドの入力自体は、まぁよくあることかもしれません。
しかし、このオファーでは、入力部分が次のようになっています。
…なんか小さい文字でいっぱい書いてある!
しかもこの文字、画像としてLPに張り付けられているため、拡大しても文字がつぶれてて読みにくいんですよね。
頑張って読んでみると、次のように書いてありました。
※個人情報取扱に関する表記
※本プログラムは、坪田充史、株式会社REMSLILA、株式会社かめ、による共同運営を行っております。登録いただいた方には、坪田充史、株式会社REMSLILA、株式会社かめ、のメールマガジにも登録されます。送信いただいたお客様の個人情報は、両社で責任をもって管理させていただきます。また、登録頂いたメールアドレスはお客様のご希望時に、いつでも解除することができます。両社の個人情報保護方針(プライバシーポリシー)につきましては、ページの下部をご覧ください。
つまりめちゃくちゃ小さい文字で、「登録されたメアドは流用しますよ」と言ってるようなもんですね。
ちなみに、LPを事前検証した際は「株式会社Continue Marketing LAB」と表記されていましたが、今見たら「株式会社かめ」に変わっていました。
会社名が変わっただけかとも思いましたが、所在地も代表もまったく違ったので、どうやら完全に別会社に変更したようですね。
利権などで揉めたのでしょうか?
また、「右記の内容に同意する」というチェックボックスに、デフォルトでチェックが入っているのにも、若干イラッとしてしまいました。
普通、こういうのって自分でチェックを入れるものですよね…。
なお、個人的にはオファータイトルの「トラッシュイングリッシュ」が、めちゃくちゃ引っ掛かりました。
おそらく「トラッシュ」は”trash(ゴミ)“からきていると思われます。
LPのトップに、「単語帳をごみ箱に捨てる」という画像を使っていることから、「暗記という勉強方法を捨てる」というニュアンスを出したかったのでしょう。
しかし、「ゴミ箱」は”garbage can”あるいは”trash can”など、canとセットで使うのが一般的です。
つまり「トラッシュイングリッシュ」を直訳すると、”Trash English”すなわち「ゴミ英語」となってしまいます。
なんか、英語が話せるようになる気がぜんぜんしないのは私だけでしょうか…? w
特定商取引法に基づく表示をチェック!
こういった商材を調べる際、「特定商取引に関する法律(特定商取引法)」に基づいて必要な情報が記載されているかは、重要なチェック項目です。
坪田充史(つぼたあつし)のトラッシュイングリッシュ(プレジデンシャルアカデミー)の販売会社ですが、やや複雑です。
というのも、特商法のページには販売者名として「プレジデンシャルアカデミー」の名前が書かれています。
これは、坪田充史が運営する外国語スクールの名前ですね。
※外国語の他、時間やお金に縛られない自由なライフスタイルも教えている模様
一方、LPの下部には「株式会社かめ」のプライバシーポリシーも表記されています。
これらのことから、このオファーは複数の会社(ここには明記されていない「株式会社REMSLILA」も含め)が、複雑に絡み合っているようです。
というか、入手した個人情報を複数社が使いまわすために、このような表記になっているのかもしれませんね。
なお、メインとして特商法に書かれている所在地は下記の通り。
東京都品川区西五反田2-9-7 ドルミ五反田407号
408号室と413号室はバーチャルオフィスのようですが、407号室はどうなんでしょうね?
一応、調べてみたのですが、まったく同じ住所、同じ部屋番号で法人登録している企業が45件見つかったので、やはり共用の住所として使っているようです。
つまり、何かあった際にこの住所に行っても、関係者に会うことはできませんし、迅速なコンタクトることも不可能というわけです。
坪田充史(つぼたあつし)の「トラッシュイングリッシュ(プレジデンシャルアカデミー)」の評判や口コミは?
現在のところ、坪田充史(つぼたあつし)のトラッシュイングリッシュ(プレジデンシャルアカデミー)については、口コミや評判は出回っていない状況です。
始まったばかりのオファーであるため、登録者が少ない&まだ実際のセールスがはじまっていないのだと考えています。
ちなみに、坪田充史について調べると、「100万円以上の高額商材に誘導された」「ネットでタダで手に入るような情報を伝えるだけ」などのイマイチな口コミがいくつか出回っていました。
どんなものにでも賛否の意見は出るものなのでこういう書き込みもある程度は仕方ないとは思います。
ただ、英会話のスクール費用が100万~300万円というのは、本当ならすさまじいですよね…。
私としては、今回のオファーで1件も口コミが出ないでほしいと思っています。
「騙されました…」みたいな口コミを書くことになってしまう人が現れないことを祈るばかりです。
【shihoの結論】坪田充史(つぼたあつし)のトラッシュイングリッシュ(プレジデンシャルアカデミー)は本当に稼げるのか。
私の結論として、今のところ、坪田充史(つぼたあつし)のトラッシュイングリッシュ(プレジデンシャルアカデミー)は、英語が話せるようになる可能性は低いと判断しました。
「暗記に頼らない最新脳科学を活用した勉強法」とは言っていますが、具体的な学習方法などが明かされておらず、坪田充史本人の英語力も未知数なためです。
もちろん、ラジオ出演や書籍の出版、そして総理の同時通訳など、様々な功績を残されているのは事実です。
とはいえ、それがそのまま「英語教師として優秀」とはいきませんよね。
そもそも、坪田充史の専門はスペイン語のようですし…
そうした理由もあって、私がこの案件に手を出すことはありません!