こんにちは、shihoです。
今日は「FXでインサイダー取引をする!」と、かなり大きなことを言っているオファーを見つけたので、検証していきたいとおもいます。
今回、検証していくのは佐藤寿人(さとうひさと)のTHE FLASH(ザ・フラッシュ)という企画。
なんと「毎月最大1,035万円の自動収入」らしいです。
すさまじい額ですが、「最大」というのがポイントですね。
通常、投資は原資によって獲得できる利益が変わるはずです。
にもかかわらず、最大額があらかじめ定められているのは、どういうことなのでしょうか?
詐欺の可能性はないのか、口コミや評判を探しつつ、客観的にレビューをしていきたいとおもいます。
佐藤寿人(さとうひさと)とは何者!?経歴やプロフィールをwiki風にまとめてみた
まずは、THE FLASH(ザ・フラッシュ)の仕掛け人である佐藤寿人(さとうひさと)の経歴を見ていきましょう。
佐藤寿人のプロフィールは、以下の通り。
- 高校生の時にバブルの崩壊を経験
- それにより、借金や家庭の問題を抱える
- その後、通信会社の光回線事業部に勤務
- 師匠に出会い、トレーダーとして独立
…あまり参考になる情報はありませんね。
そもそも、名前がプロサッカー選手と同姓同名なため、検索にかかりづらいんですよ。
それはさておき、LPや動画で紹介されているプロフィールからは、佐藤寿人の総資産やこれまでのトレード経験、実績などが全く分かりません。
「師匠からトレードを教わった」「THE FLASH(ザ・フラッシュ)も師匠とともに作り上げた」と話していますが、そもそも師匠の名前も写真も出てきません。
佐藤寿人が本名なのか、師匠なる人物が実在するのか、このあたりについては、現状ハッキリしないようですね…。
佐藤寿人(さとうひさと)のTHE FLASH(ザ・フラッシュ)は詐欺で稼げない危険な案件!?【FXのインサイダー取引?】
早速、今回取り上げる佐藤寿人(さとうひさと)のTHE FLASH(ザ・フラッシュ)について、詳しく調査してみました。
これによると、佐藤寿人(さとうひさと)のTHE FLASH(ザ・フラッシュ)は「毎月最大1,035万円の自動収入」というもの。
数字の根拠がイマイチはっきりしませんが、ビジネスモデルはFXであることが明かされています。
そして今回のオファーであるTHE FLASH(ザ・フラッシュ)は、このFXでインサイダー取引に相当するトレードによって稼ごうというもの。
インサイダー取引とは、株式投資における違法な取引手法です。
事前に企業の情報を入手して、株価の動きをあらかじめ知ったうえで取引するのがこれに当たります。
ただしこの手法、株式投資では法律で明確に禁止されていますが、FXでは違法とされていません。
そもそも、為替では事前に値動きの情報を知ることが難しいからです。
では、THE FLASH(ザ・フラッシュ)ではどのようにして事前に情報を得ようというのでしょうか?
それを説明したのが、下の図です。
FXは、売買注文を入れた際、証券会社を経由し、市場に注文が出されます。
ここには、多少なりともタイムラグが生じるんですよね。
このタイムラグを利用し、大口投資家やファンドマネージャーと言った、大金を使った注文を事前に察知し、彼らよりも先に注文を出す、というのがTHE FLASH(ザ・フラッシュ)のシステムらしいです。
確かに、これができれば、稼ぐことは不可能ではないでしょう。
しかし、画像にもある通り、それを実現するには1秒以下の短い時間で、ファンドたちよりも早く注文を出す必要があります。
そもそも、「ある方法で事前に察知」と言っていますが、どんな方法で把握するつもりなのでしょうか?
ファンドや投資家たちのPCにスパイウェアでも仕込んで常に監視し続ける、あるいは回線を傍受する…
もしこれらの方法を取るのであれば、別の意味で違法ですよねw
もちろん、私の知らない方法がある可能性緒ありますが。
ちなみに、私はこのオファーを見たとき、2018年に公開された映画『ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち』を思い出しました。
内容としては、他の投資家よりも0.001秒早くトレードするため、証券取引所までひたすらまっすぐ光回線を引く、というもの。
回線が曲がってしまうと、そこでごくわずかなタイムラグが発生するので、個人の土地や施設などを次々と買収し、本当に直線で回線を引くという映画です。
なお、コメディみたいな設定ですが、実話な模様。
投資において時間で勝負するというのは、これほど大変なことなんですよね。
それだけのことを、THE FLASH(ザ・フラッシュ)そんな気軽にできるというのでしょうか?
特定商取引法に基づく表示をチェック!
こういった商材を調べる際、「特定商取引に関する法律(特定商取引法)」に基づいて必要な情報が記載されているかは、重要なチェック項目です。
佐藤寿人(さとうひさと)のTHE FLASH(ザ・フラッシュ)の販売会社は「合同会社Rice Child」、責任者は「佐藤寿人」となっています。
合同会社Rice Childは、2020年8月に法人登録された、かなり新しい会社です。
ホームページにアクセスしようとしたら、なぜかログインパスワードを聞かれましたw
会社の所在地は以下の通り。
東京都港区浜松町2丁目2番15号浜松町ダイヤビル2F
まさかのバーチャルオフィスです。
1秒以下のスピードを争うシステムを謳いながら、オフィスが誰でも使える共用施設とはどういうことなのでしょうか?
本来、かなりゴツめのサーバーが必要でしょうし、高速通信のために中継所の近くに場所を構えるべきです。
本当に、こんな環境で1秒以下を競えるのか、はなはだ疑問ですね。
佐藤寿人(さとうひさと)の「THE FLASH(ザ・フラッシュ)」の評判や口コミは?
現在のところ、佐藤寿人(さとうひさと)のTHE FLASH(ザ・フラッシュ)については、口コミや評判は出回っていない状況です。
始まったばかりのオファーであるため、登録者が少ない&まだ実際のセールスがはじまっていないのだと考えています。
とはいえ、個人的にはかなり危険な案件だと思います。
というのも、説明を聞くと「なるほど、それなら確かに稼げそうだ」と思ってしまう人も多そうだからです。
しかし、会社の所在地がバーチャルオフィスなことなども含め、実際にそんなに高速なトレードができる環境がそろっているとは到底思えないんですよね…。
私としては1件も口コミが出ないでほしいと思っています。
「騙されました…」みたいな口コミを書くことになってしまう人が現れないことを祈るばかりです。
【shihoの結論】佐藤寿人(さとうひさと)のTHE FLASH(ザ・フラッシュ)は本当に稼げるのか。
私の結論として、今のところ、佐藤寿人(さとうひさと)のTHE FLASH(ザ・フラッシュ)は、まったく稼げない案件の可能性が高いと判断しました。
「毎月最大1,035万円の自動収入」みたいな謳い文句で集客していますが、
・どうやってファンドなどの注文を事前に知るのか?
・本当に1秒以下のトレードをするだけの設備が整っているのか?
など、怪しい点が満載です。
このシステムが本当であれば、佐藤寿人にお金を預けて、運営してもらう必要があるでしょう。
しかし、「トラブルで注文が遅れて赤字になった」などと言って資金を持ち逃げされたら、もうどうしようもないですよね。
事業所もバーチャルなので、そこに行っても佐藤寿人に会うことはできません。
こうした点も含めて、かなり危険な案件であると判断しました。
もちろん、私がこの案件に手を出すことはありません!